皆さま、こんにちは。
いつもポートビズのブログをお読みいただき、ありがとうございます!
以前、職員の私が受講した幕張版ワークサンプル(MWS=ムースと読みます)の研修についてアップしましたが、今日は、MWS訓練の成果についてお話ししたいと思います。
MWSには、下のようにいろいろな作業訓練があります。
■事務作業:数値チェック、物品請求書作成、作業日報作成
■OA作業:数値入力、文書入力、コピー&ペースト、ファイル整理、検索修正
■実務作業:ピッキング、重さ計量
訓練は、「訓練前の評価期」、から始めて、段々できるようになると「訓練期」、「訓練後の評価期」とステップアップしていきます。
今回は、「検索修正」のお話です。検索修正には、レベルが1から6まであって、レベルが上がるとチェックか所が増えたり、チェックする内容が複雑になってきたりします。
「訓練前の評価期」では、どんな行動や結果が現れるか観察します。間違いがあっても指摘はしません。そして、正解率90%以上が続くようになったら次のレベルへアップして、いつくか続けたら訓練期に移ります。訓練前の評価期では、次の訓練期の支援をどのようにしたらいいかを検討します。
次に「訓練期」。訓練前の評価期での検討を受けて、訓練期で現れたことを指摘し対応方法を考え支援します。対応方法では、ご本人の意見も聞いてみます。ご本人が考えたことを取り入れて上達してくると達成感も持てますね。
例えば、ある利用者様は、住所や電話番号の数字にミスが多くありました。そこで、職員から数字のところを丁寧にチェックしてみましょうと提案しました。さらに、ミスを減らすための「丁寧にチェック」は、どういう方法が自分に合っているか考えてもらったり、職員からいくつか提案してみたりしました。「チェックのときに指でなぞってみます。」というので、それでやってみようとしました。すると、ミスが大きく減りました。
ミスが減ったら今度は、目標時間を短くしてみました。数字のミスはほとんどないのですが、名前変換にミスが少し出ました。そこで、名前も同じように指でなぞるチェックをし、ミスを減らせました。
これからは、目標時間とミスほぼなしを一定時間続けて、体調面で変化が出ないかなどを見ていき、最後の「訓練後の評価期」に移る予定です。
皆さん、ポートビズにぜひ見学に来ませんか。お気軽にフォームよりご連絡ください。お待ちしています!