こんにちは、職員のくろねこです。
さて、「サイニングディ」というものをご存知でしょうか?
東小金井のスターバックスコーヒーで、その日限定で耳の不自由なスタッフのみで営業をするというプロジェクトです。
情報を聞きつけた私たちは、是非行ってみようという事で「サイニングディ」に伺いました。
スターバックスコーヒーに着くと、カウンターから店内外にかけて行列ができており大盛況でした。
並んだのち店内に入ると、手話と笑顔が溢れかえっており、静かなにぎやかさが店内を包み込んでいました。
なんだか違う世界に来たような感じがして、とても胸が高鳴ったことを覚えています。
やっと私たちの注文です。
注文方法として、「ジェスチャーや指さしでお願いします」とのことでしたので、私は指さしで注文してみました。
うまく伝わるか緊張していましたが、スタッフの方が丁寧に、そして笑顔で対応してくださったので緊張もほぐれ、安心してお会計まで済ますことができました。
最後に、拙い「ありがとう」を手話で伝えると、スタッフの方も「ありがとう」と返してくださいました。
職業上、耳の不自由な方と関わる機会があります。その際筆談でコミュニケーションをとるのですが、伝えられる情報量には限りがありますし、また伝えることの難しさも日々痛感しています。
それでも、どうしたら伝わるかなと相手のことを想い、工夫を凝らします。
そして、うまく伝わったときは嬉しさが溢れるのです。
コミュニケーションとは、上記のように相手を想い、発信していくものだと思います。
相手を想う事で、どんな人にも伝えたいことは伝えられるものだと思います。
「サイニングディ」のようなプロジェクが今後増えると、心も豊かに、やさしい世界になるのではないかなと感じました。
是非ともこのような機会があった際は、参加してみるといいかもしれませんね。