打ち明けることの大切さ

利用者のN氏です。

今回のブログは今までのものと比べてちょっと重いですが最後まで読んでくれると幸いです。

私はもともと人の顔をどうしてもちらちら見てしまうのですが、見るたびに相手は不快なのではないかと罪悪感をおぼえていていました。

しかし、そうしてしまうということを他人にいうことができず、家族やかかりつけの医師にのみ話しているだけでした。

そんなとき、問題解決技能という自分の悩みをみんなで一緒に考えるという講義で私はそのことを打ち明けましたところ、ほかの利用者さんから、

「それはつらかったろうね」

「気にしなくて大丈夫だよ」

と温かい声と理解をいただき、さらに職員の方から人の視線を遮るようにパーテーション(仕切り)を自分の席に取り付けるよう提案してくださりました。

自分の病気を打ち明けることによって自分を取り巻く環境がとてもよくなりました。自分の病気をカミングアウトするのはとてもつらいことですが、それを一歩踏み出せれば他人の理解を得られ自分だけではできない配慮もしていただけるようになり、そして何より一人で抱えていたものから完全にではないですが、解放されとても気持ちが楽になりました。

このことから、もし何か悩み事をかかえているひとがいたらそれは恥ずかしくても、迷惑でも家族や他人に打ち明けるほうがよいと思います。

またポートビズはこんな私でも受け入れてくれるあたたかい職員さんや利用者さんたちなのでぜひ来てください。