就労移行支援事業の5つの機能  ④マッチング機能

就労移行支援事業の基本的な5つの機能について、お伝えしています。
今回は、④適した職場を見つけ調整するマッチング機能

Career Pivot from https://careerpivot.com/

「丸い釘は丸い穴に」
職業指導の創始者といわれるパーソンズは、「人と職業の適合」を基本原理に掲げました。

パーソンズは、1909年の著書『職業の選択』の中で、
「個人の持つ能力や特性と職業が求める要件やスキルの一致度が高くなればなるほど、個人の職業に対する満足度も高まる」と述べています。

《マッチング理論(特性因子理論)》
1.自己の適性・興味・能力などを見極めること=自己理解
2.様々な職業に求められる資質や報酬などを見定めること=仕事の理解
3.1と2をマッチングさせること

という「職業選択における三要素」により、適切な職業選択がもたらされると考えました。

「自分に合った仕事を!」

障害者雇用の職場開拓は、基本的にハローワークや障害者就業・生活支援センター等、労働関係機関との連携によって行います。その連携の中で、就労移行支援事業所はきめ細かいマッチングを行うため、関係機関や企業との連絡調整を行います。

ポートビズの担当職員は、ハローワークでの相談や、多くの企業が参加する面接会に同行して、利用者の皆さんをサポートしたり、実習時にジョブコーチ的支援を行うこともあります。
また、利用者さんが希望する職種から、企業を探し訪問することもあります。この場合は、ポートビズと企業との連携が深まり、就職後の定着もスムーズに進みます。

就職がゴールではなく、利用者の皆さんがマッチした企業で長く働き続けることができる、将来を見据えた支援を心がけています!