こんにちは!利用者のPANです。
突然ですが、今こそ皆さんにお尋ねします。
『「スティールパン」という楽器を、知っていますか?』
・ドラム缶から作られた、打楽器です。
・叩くと、独特の優しく透き通った音色が響きます。
・ディズニー好きの方でしたら、映画「リトルマーメイド」の代表曲に使われていることで、ご存じかもしれません。
実は、私はこの楽器が大好きだったのですが、
ついに昨年から、音楽スクールでレッスンを受け始めてしまいました・・・。
とっても奥が深いスティールパンですので、
うまく説明するのは難しいのですが、
少しずつご紹介させていただければと思います。
☆☆☆「スティールパン」の歴史☆☆☆
スティールパンは、中米カリブ海にある島国、
「トリニダード・トバゴ共和国」で誕生しました。
イギリスの植民地時代、
奴隷となった現地の少年たちが、アフリカの太鼓を叩いて遊んでいると、
反乱のきっかけとなることを恐れたイギリスは、太鼓を禁止してしまいました。
そこで少年たちは、ペンキやお菓子の缶、お酒の瓶、バケツなど、
そこらじゅうの物を叩きまくって演奏して遊ぶことにしました。
そんな中、缶の叩く場所によって音が違うことに気がついた人がいました。
1939年に、ウインストン・スプリー・サイモンという人が、
ぼろぼろのドラム缶を直そうとしていた際、
スティールパンの元となるものを作り出したと言われています。
トリニダード・トバゴ政府により、
正式に「国民楽器」として認められたのは、わりと最近の1992年。
「20世紀最後にして最大の、アコースティック楽器発明」と呼ばれました。
今回のご紹介はここまで。後編に続きます。