ライバル? 正のピア効果

競泳の萩野公介が、瀬戸大也に次いで2位となった。東京都オープン 第3日(23日、東京・辰巳国際水泳場)

男子400メートル個人メドレー決勝は、東京五輪代表の瀬戸大也(25)=ANA=と、復活を目指す萩野公介(25)=ブリヂストン=が約10か月ぶりに直接対決。瀬戸が4分10秒04で優勝、萩野は4分16秒86で2位だった。完敗にも、長期休養から復帰後初の400個メに臨んだ萩野は「幸せだった」と感慨深げ。瀬戸も「五輪で4年前の借りを返す」と迎撃宣言した。(引用―BIGLOBEニュース)

萩野選手は小学校低学年から水泳を始めて20年間、水泳中心の生活だったのだろう。食事など生活の管理は休みなく毎日だったのではと思われる。2016年にリオオリンピック400m個人メドレーで金メダルを獲得し、2018年まで多くのメダルを獲得したが、2019年に入り不調が続いていた。

高校卒業後は、同じ学年の瀬戸の方が、萩野の背中を追いかけていたような覚えがある。抜いたり抜かれたりのライバル関係。当人でない周りの人々には、そのように見えたかもしれない。

小さいころからライバル関係であった2人だが、それぞれが不調を経験し、今大人になって、お互いをどのようにおもっているのだろうかと思う。

個人よりも、グループで行う作業の方が圧倒的に効果が高い、正のピア効果。

東京オリンピックに向けて、世界を相手に一緒に戦えるのでは。正のピア効果を期待したい。

 

※「ピア効果」とは、仲間や同僚などがお互いの行動、生産性に影響を与え合うこと
ピア(peer)は、年齢・地位・能力などが同等の者、同僚、同輩、仲間を意味する英語 (引用―日本の人事部)